今回は『プリンセッション・オーケストラ』の第16話の感想をお伝えします!
プリンセッション・オーケストラ 16話 あらすじ
ながせのクラスメイトの田中まいは、ダンスが得意な女の子。
しかし彼女は、何やら悩みを抱えている様子でした。
そんなまいに、ギータの魔の手が迫ります。
そしてプリンセス・ミーティアは、新たな歌の力を得ることに!
プリンセッション・オーケストラ 16話 感想【ネタバレ有】
まいの悩み
まいのダンスに目をキラキラさせるながせちゃん。好きなものを前にすると喜びを抑えきれない様子が、しっぽをぶんぶん振ってる子犬みたいでカワイイ。
そんなながせの「好き!」が、まいにとっては心をざわつかせる要因になってしまうのが今回のポイント。
好きなものを突き詰めたい。けれど上には上がいる。自分はこのままでいいのか……。
まいの悩みは、まさにアーティストあるある。いや、アーティストに限らず、勉強でもスポーツでも、趣味でも「もっと上手い人がいる」って事実は避けられないんですよね。
隣の芝が青すぎて、どうしても自分を卑下してしまう。観ているこちらも「分かる~~!」って何度も頷いてしまいました。
そして衝撃だったのは、まいを悩ませている原因が、自分を応援してくれるファン=ながせ自身だったという事実。
これ、めっちゃ重いテーマだと思うんです。応援がプレッシャーになるなんて皮肉すぎる。でも同時にリアル。
現実のアーティストだって「ファンがいるからこそ頑張れる」けれど、「ファンが期待しているから苦しい」っていう矛盾を抱えているんじゃないでしょうか。
それを知ってもなお、ながせは逃げずにまいと向き合おうとする。自分が原因だと分かっても、「じゃあ距離を取る」じゃなく「どうすれば力になれるか」を必死に考える。
ここがながせの魅力であり、プリンセスたちの根っこにある“強さ”なんですよね。
まいに自分のまっすぐな言葉をぶつけるシーンでは、見ている私までじーんとなりました。
ながせもまた、みなもと同じように“誰かを勇気づける力”を持っているんだなと実感。
ミーティアの怒り
そして戦闘パート。まいのステップを利用するジャマオックに対して、ミーティアがブチギレ! これがもう鳥肌モノでした。
そして彼女の感情が爆発するのと同時に、新しい歌の力が生まれて、まさに無双状態に突入!
ここで新曲&新必殺技が解禁とか、アニメとして最高の盛り上げ方!
音楽アニメの醍醐味をしっかり押さえつつ、戦闘の迫力も失わない。画面いっぱいに広がる演出が本当にカッコよくて、何度も見返したくなるシーンでした。
しかも「怒り」というネガティブな感情が、仲間を守るための力に変換される流れがアツい!
ミーティアが「歌は心」を体現してるのが最高なんですよ。
赤の女王、降臨
そしてラスト、ついに黒幕が姿を見せましたね。その名も「赤の女王」
いや~この登場シーン、震えました。
ずっと不思議の国モチーフで来ていたから、赤の女王が出るのは予想できた人も多いと思うんですが、いざ実際に出てくると圧倒的すぎる存在感。
しかも新たな力を得たプリンセスを“羽虫”と一蹴しちゃうあたり、強者感がやばすぎる。
バンド・スナッチの主であり、全ての糸を引いてきたっぽい女王様。ラスボス感が画面から溢れ出ていました。
やっぱり「赤の女王」って名前だけで絶対的な強さを感じさせますよね。物語的にも、ここから一気にクライマックスへ加速しそう。
でも正直、今のプリンセスたちのままでは絶対に勝てないと思うんです。
まだまだ成長途中だし、それぞれ抱えている悩みや葛藤も解決しきれていない。
だからこそ「どう乗り越えるのか」を見せてくれるのが楽しみで仕方ない!
逆に不安すらワクワクに変わる感じです。
まとめ
16話は、まいの繊細な心の揺れと、ながせの真っすぐな応援の力、そしてミーティアの爆発的な怒りと新曲披露、さらに赤の女王の降臨と、盛りだくさんすぎる内容でした。
個人的には、ただの「戦闘回」や「キャラ回」じゃなくて、キャラクター同士の関係性や応援の光と影まで描いたことで、作品全体の厚みがぐっと増したと思います。
次回以降、プリンセスたちがどんな成長をしていくのか、そして赤の女王との決戦に向けてどんな布石が打たれていくのか、目が離せません!
第17話の感想は以下のリンクからどうぞ!