今回は『プリンセッション・オーケストラ』の第19話の感想をお伝えします!
プリンセッション・オーケストラ 19話 あらすじ
かがりにとってアリスピアは、自分をただの女の子として見てくれる世界です。
そんなアリスピアで、ギータが戦いを挑んできます。
ギータは女の子たちと同様、バンド・スナッチも自由に振る舞っていいじゃないかと主張。
ジールの自由とギータの自由が、いま対峙します。
プリンセッション・オーケストラ 19話 感想【ネタバレ有】
かがりの友達
突如かがりに対し、話があると言ってきたながせ。
どうやらながせは、かがりの家に行きたかっただけのようでした。
っていうか、みなもの家のときも思ったけど、かがりの家も豪邸……!
やっぱり親が有名人だと稼ぎも……なんて品のないことを考えてみたり。
でもね、庭の池にニシキゴイが泳いでる家ってそうそうないと思うの!
かがりは今まで家に友達を誘いこそすれ、変に恐縮して来てもらえなかったようです。
両親が有名人なせいで、子どものころから周りに距離を置かれていたというかがり。
みなもとながせは、初めて家に来てくれた特別な友達ってことですね。
こういうさりげないところに強い友情を感じて胸が熱くなりますね~。
自由と自由の戦い
自分をありのまま、ただの「女の子」として受け入れてくれたアリスピアを大切に思うかがり。
彼女にとってアリスピアは「特別な場所」であり、親の影響や肩書きから自由になって、自分を表現できる舞台なのだと分かります。
そんな中で現れたギータは「赤の女王」から力を解放されており、とてつもない強さになっていました。
ギータが放つ圧倒的なエネルギーはまさに暴風のようで、画面からでも伝わる緊張感にハラハラしました。
しかし「自分勝手」な自由を主張するギータに対し、かがりは「自由は相手の自由を尊重してこそ」と言います。
このセリフがすごく刺さりましたね……かがりの言葉には、彼女がこれまで積み重ねてきた経験や友情がにじみ出ていて、ただの理想論ではない実感がこもっていたように感じます。
パワーアップしたギータも恐ろしく強かったけど、かがりもめちゃ強くてカッコ良かった……!
ギータの「自由」も分からなくはない。自分の思うままに生きたい、縛られたくない、その気持ちはすごく人間らしい。
でも、そこに「他人を顧みない」という側面が加わると、一気に暴力的になってしまうんですよね。
その点で、他者を受け入れ、共に歩む姿勢を見せたかがりの「自由」の方が秩序があってしっかりしてて「大人」って感じでした。
今回の戦いは、ただのバトルというよりも「理念と理念のぶつかり合い」だったと思います。
だからこそ見応えがありましたし、かがりの成長がはっきりと見えた瞬間でもありました。
しかし一方で気になったのは、例のプリンセスのバトル動画を見たなつの反応。
ま、ま、まさか本当に動画がきっかけで正体バレになっちゃうんじゃ……あああぁぁぁ……。
まとめ
今回のエピソードは、かがりの「友情」と「自由」が大きなテーマでした。
豪華な環境に生まれながらも孤独を抱えていたかがりが、本当の意味で心を許せる友達を持ち、さらに「自由とは何か」という難しいテーマに正面から向き合った。
こういうキャラクターの心情を丁寧に描くからこそ、プリオケはただのバトルものではなく、人間ドラマとしても魅力的なんだと改めて感じました。
そして次回以降、動画や正体バレがどう物語に絡んでくるのか、期待と不安が入り混じっています。
友情の温かさを感じた一方で、不穏な影が迫るようなラスト……もうこれは見逃せないですね!
第20話の感想は以下のリンクからどうぞ!