今回は『プリンセッション・オーケストラ』の第20話の感想をお伝えします!

この記事にはネタバレが含まれています。

プリンセッション・オーケストラ 20話 あらすじ

ながせは、自身のファンのあいことデートを楽しみます。

しかしアリスピアでベスを見かけ、あとを追うことに。

自らの正義に従っているというベスに、ミーティアは自分なりの正義とは何かを考えます。

プリンセッション・オーケストラ 20話 感想【ネタバレ有】

アリスピアという秘密

アリスピアチャンネルの存在がついに父親にまで認知されてしまい、大慌てのみなも。

いや~ここは見ていて本当にヒヤヒヤしました!

これまで「女の子たちだけの秘密の場所」として守られてきたアリスピアが、いよいよ現実世界の大人たちの目にさらされそうになる瞬間って、作品のテーマ全体に関わる大きな出来事ですよね。

しかも父親は上司から「アリスピアチャンネルの特集を組まないか」と持ちかけられているという状況。

これは完全に“外の世界”の視線が、アリスピアという夢の空間に入り込もうとしているサインです。

や、ヤバイ、正体バレの危機が順調に迫ってきてる気がする……!

ここで救いだったのがお母さんのフォロー。アリスピアを守るためには本当に重要な言葉でした。

あのまま特集が進んでいたら、ネットやテレビを通してもっと多くの人に知られてしまい、「女の子たちだけの秘密の場所」という基盤そのものが崩れかねなかった……。

さらに気になるのは、なつの反応です。「みなも=リップル」に薄々感づき始めているんじゃ……?

正義と悪と

今回の癒やしポイントはなんといってもながせとあいこのデートシーン!

いや~可愛すぎて思わず笑っちゃいました。

特にあいこちゃんの「推しと一緒にいるときの幸福感」が全身からダダ漏れで、見ているこちらまで幸せになる。

推しとデートなんて、そりゃもう天にも昇る心地だよね~分かる分かる!

ながせのちょっと照れた表情も良くて、青春の甘酸っぱさが凝縮されていました。

しかし、そんな楽しい時間を容赦なく引き裂く影が……そう、ベスの登場です。

前回のギータに続き、赤の女王に力を解放してもらったベスは圧倒的な強さを発揮!

いつもクールな印象の彼が、本気モードで牙をむいた姿はめちゃくちゃ迫力ありました。

ここで印象的だったのがベスのセリフ。

「誰かの正義は誰かの悪。逆もまた同じ」

この言葉、めちゃくちゃ重いんですよ。

確かに現実の社会でも、立場や状況によって正義と悪は簡単に入れ替わる。

理屈としてはよく分かるし、彼らバンド・スナッチがただの悪役ではないことを示す重要な要素でもあります。

でも、事情があったとしても、女の子を傷つけてしまったという事実は消せない。そこには「悪」として断罪されるべき一線があると私は思うんです。

だからこそ、ミューチカラを奪ってきたバンド・スナッチをハッキリと否定するミーティアの姿には胸が熱くなりました。

毅然とした態度は、まさにアリスピアの守り人という感じで本当にカッコ良かった!

けれど同時に、単純に「正義VS悪」という構図では収まらないところもプリオケの面白さ。

ミーティアたちにゆずれない正義があるように、バンド・スナッチ側にも確固たる行動理念が存在している。そのぶつかり合いは、まさに「正義と正義の衝突」ですね。

見方を変えれば両者ともに自分たちの信念を背負って戦っているんですよね。

だからこそ、戦闘シーンが単なる力比べではなく、価値観や信念のせめぎ合いとして描かれているのが胸に響くんです。

さらに忘れてはいけないのが、ドランの発言。

どうやらアリスピアは単なる「幸せな夢の世界」ではないらしい……?

この含みのある言い方、めちゃくちゃ気になる!

今までは「少女たちが好きなことを自由に追いかけられる場所」として描かれてきたけれど、もしかするとその裏に大きな仕組みや歴史が隠されているのかもしれません。

今後、アリスピアそのものの存在意義に踏み込んでいく展開になりそうでワクワクします。

まとめ

20話は、日常のドキドキと戦闘のハラハラ、両方を味わえる贅沢な回でしたね。

これからプリンセスたちがどう秘密を守り、どう自分たちの正義を貫いていくのか――ますます目が離せません!

第21話の感想は以下のリンクからどうぞ!