今回は『プリンセッション・オーケストラ』の第18話の感想をお伝えします!

この記事にはネタバレが含まれています。

プリンセッション・オーケストラ 18話 あらすじ

みなもは、母親のようこも、かつてアリスピアを訪れたことがあると知ります。

アリスピアが大好きなみなも。そんな彼女の前に、なんとカリストが現れます。

そして戦いの中で、リップルは新たな歌の力を手に入れることに……。

プリンセッション・オーケストラ 18話 感想【ネタバレ有】

私たちの居場所

実は親子そろってアリスピアに来ていたことが判明したみなも。

まさかのお母さん登場! というか、ここで「親子の繋がり」が描かれるとは思っていなくて、嬉しい驚きでした。

みなものお母さんも、かつてアリスピアに足を運び、青春の思い出を刻んでいたことが分かるシーン。

これはもう、サブタイトルに直結しているんですよね。

アリスピアは一代限りの舞台ではなく、時を超えて受け継がれる「女の子たちの特別な世界」なんだと強く感じました。

お母さんにとっても、アリスピアは大切な場所だったことが分かり、胸がじんわりしました。

嬉しいときも悲しいときも、どんな自分も受け入れてくれる空間。

学校や家庭ではどうしても役割や義務がついて回るけれど、アリスピアはもっとシンプルで自由。

好きなものに没頭して、自分の輝きを存分に放てる場所なんですよね。

お母さんが語った「家とも学校とも違う」という言葉には、その本質が詰まっていると思います。

家でも学校でもない、第三の場所・サードプレイスとしてのアリスピア。

これって現代社会の女の子たちにとっても切実なテーマだと思うんです。

居心地のよさや、居場所があることの大切さが、みなもの物語を通じて鮮やかに描かれていました。

そして、その想いを知ったみなもは大好きなアリスピアを守り抜くと改めて決意を固めます。

母娘がアリスピアを通じて繋がる瞬間に、「ああ、みなもは一人じゃないんだ」と思えて涙腺が刺激されました。

VSカリスト

そんな感動の余韻に浸る間もなく、バンド・スナッチのカリストが登場! 緊張感が一気に走ります。

でも、そのカリストに褒められて真っ赤になっちゃうみなも……いやいや可愛すぎる!

やっぱりまだまだ恋愛免疫は低めなんですよね。

カリストのような強者にさらっと「僕のものにならないか?」なんて言われたら、そりゃ動揺しちゃうって!

視聴者としてもニヤニヤが止まらないシーンでした。

ただ、この場面は単なるイチャイチャではなく、みなもが「利用されそうになっている」危うさが同時に描かれているのもポイント。

カリストはバンド・スナッチの一員として、みなもを取り込もうとする。でもみなもは毅然として拒否。

交渉は当然決裂しますが、「もしかしたら対話や和解の余地もあるのでは?」と考えさせられる余韻が残るんですよね。

特に、同じバンド・スナッチのドランあたりは、案外分かり合えそうな気がして、今後の展開に期待してしまいます。

そして今回の最大の見どころ! リップルの成長です。

新たな歌の力を手に入れたリップルが、なんと単独でカリストを退けることに成功!

もちろんカリストは本気ではなかったにせよ、あの圧倒的な強さを誇る相手を撃退できたのは大快挙です。

リップル、ここに来て一気に頼もしさアップ。悩むことも多かった彼女だからこそ、この勝利には感情移入せざるを得ませんでした。

でも油断は禁物。次の相手はジャマオックではなく、ついにバンド・スナッチとの戦いになるようです。

つまり、ここからがクライマックス……!

まとめ

今回のエピソードは、「居場所」というテーマを親子の絆と重ね合わせて描きながら、バンド・スナッチとの決戦への布石も打った濃密な回でした。

母から娘へアリスピアの記憶を受け継ぐ姿に感動しつつ、リップルの成長に熱くなり、カリストとの駆け引きにドキドキして……と、感情のジェットコースターみたいな回でしたね。

ただ、その一方で「決戦が近い=物語が終わりに近づいている」という切なさがジワジワと込み上げてきます。

プリオケが終わってしまうなんて考えたくない! でも、この緊張感と寂しさも含めて「物語を見守っているんだ」と感じられるのがアニメ視聴の醍醐味かもしれません。

第19話の感想は以下のリンクからどうぞ!