今回は『プリンセッション・オーケストラ』の第8話の感想をお伝えします!

この記事にはネタバレが含まれています。

プリンセッション・オーケストラ 8話 あらすじ

パワーアップをするため、合唱をすることになったプリンセスたち。

しかし特訓をするなかで、リップルは自分だけが足を引っ張っていると思い悩みます。

そんなとき、親友・なつの言葉を聞き……。

プリンセッション・オーケストラ 8話 感想【ネタバレ有】

上手くいかない特訓

今回は、どんどん手強くなる敵に立ち向かうための作戦会議からスタート。

衝撃だったのが、あのジャマオック・ルークがまだ幼体だったという事実……!

いやいや、あの凶悪な強さでまだ子どもってどういうこと!?

成体になったら一体どれだけのパワーになるのか、想像するだけで背筋がゾクッとします。

これはもう、プリンセス側の戦力強化が絶対に必要ですよね。悠長に構えていたら本当に危ない。

そこで始まったのが、みなもたちの特訓。

しかし、そこで1人だけ思うように力を発揮できないリップル……。

周囲がどんどん上達していく中、自分だけ置いていかれる感覚って、本当にしんどいんですよね。

「自分が足を引っ張ってるんじゃないか」って頭の中で勝手にぐるぐるしちゃうあの感じ。

しかも、そんな状況で周囲から優しく気を遣われると、それが逆に胸に刺さる。

見ていて「うわぁ、分かる!」と共感しすぎて胸がぎゅっとなりました。

でも、考えてみればみなもは普通の女の子。

急に戦えと言われても、すぐにプロ級の動きができるわけがないんですよね。

むしろここまでちゃんと食らいついてきてるだけでもすごい。

そう思うと、彼女の悩みはすごく人間らしくて、より応援したくなります。

応援する側・される側

そんなモヤモヤを抱えたみなもは、思い切ってなつに心の内を打ち明けます。

ここがまた名シーンでした……!

みなもはこれまでずっと「応援する側」の人間だったんですよね。

誰かのために声援を送り、その人の力になることに喜びを感じるタイプ。

でも、そんなみなももまた、仲間や友達にとってはかけがえのない存在で、その努力や笑顔は周りを勇気づけている。みなもを応援している人がいる。

なつの優しいまなざしと真っ直ぐな言葉に、見ているこちらも胸が温かくなりました。

プリンセッション完成!

なつの言葉に背中を押され、みなもはついに迷いを振り切ります。

仲間たちとの絆、そして自分自身への信頼を胸に、完成した新たな力を披露!

このタイミングで新曲が流れるとか、もう最高すぎませんか!?

曲調は、みんなの背中を押してくれるような力強さと、温かく包み込む優しさを兼ね備えていて、まさに今回のテーマそのもの。

個人的には、これまでの挿入歌の中でもトップクラス。OP曲に次ぐくらいの感動度でした!

今回のエピソードは、派手なバトルよりも心の機微がメインだった印象です。

特に「上手くいかない時の焦り」「誰かに支えてもらうことの大切さ」という2つのテーマが丁寧に描かれていて、すごく胸に残りました。

バトルアニメってどうしても「強くなる=技や必殺技の習得」に注目しがちですが、本当に必要なのは心の成長なんだと改めて感じました。

それを今回、みなもの視点でしっかり描いてくれたのが嬉しかったです。

まとめ

8話は心に重点が置かれた回で、見終わった後にじんわりとした余韻が残る神回でした。

「上手くいかなくても、支えてくれる人がいる」というメッセージは、視聴者にとっても励みになります。

そして新曲の力強さが、そのテーマをさらに鮮やかに彩ってくれました。ありがとうプリンセッション・オーケストラ……!

第9話の感想は以下のリンクからどうぞ!